10/27/2008

YouTubeとエイベックスが提携、ブランドチャンネル「avex Channel」開設

2008/10/24

動画投稿サイト「YouTube」は24日、同サイトとエイベックスマーケティングがコンテンツパートナーシップを結んだと発表した。これにより、エイベックスマーケティングはYouTubeにブランドチャンネル「avex Channel」を開設する。

YouTubeに新たに開設されたブランドチャンネル「avex Channel」

YouTubeでは、一般ユーザーは10分までしか動画をアップロードすることはできない。だが、企業などがYouTubeのコンテンツパートナーとしてブランドチャンネルを活用すれば、必要に応じた長さの動画を提供することができる。

YouTubeでは、「日本を代表するレーベルのひとつであるavexが、YouTubeを通じてアーティストの才能を世界に公開することにより、日本と世界の文化交流の役に立てることを光栄に思う」としている。
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10/26/2008

北九州空港がアドカレーターを導入へ エスカレーターの事故防止

2008/10/26

 開港3年目の北九州空港を運営する北九州エアターミナル(北九州市、奥野照章社長)は、エスカレーターの事故防止に役立てようと、進入部の液晶画面で注意喚起や広告など表示する「アドカレーター」と呼ばれるユニークな表示装置の導入を決めた。アドカレーターは米国やスペインなどの空港で設置されているが、日本国内の空港での本格導入は初めてとなる。11月上旬にも発表し、稼働を始める見通しだ。
 アドカレーターは、エスカレーター進入部の両側に設置する。37・2センチ×22・3センチの高画質液晶画面を使用し、スチール写真やムービー映像などが表示でき、内蔵されたスピーカーにより音声での情報伝達も可能だ。
 北九州空港は今回、1階から2階出発ロビーへ向かうエスカレーターに1セット設置する。エスカレーターの安全意識の向上や、交通機関の広告、空港内の案内などを表示する予定。

YouTube、初のライブイベント「Live TOKYO feat.iQ」を開催

2008/10/24 16:45

 YouTubeが11月23日に、ユーザー参加型の音楽とエンターテイメントのイベント「YouTube Live TOKYO feat.iQ」を開催する。YouTubeユーザー2000名が抽選で無料招待されるという。

 イベントでは、多くのユーザーから支持をされているユーザーパフォーマー、映像クリエイターによるパフォーマンスを実施する予定。またメインステージには、BoA、KREVAらも出演する。

10/23/2008

ジャパン・フィルムコミッション来年4月発足へ

海外の窓口一本化し世界へ向けた発展図る
2008/10/21

 映画のロケ誘致や撮影に便宜を図る全国フィルムコミッションを統括する「ジャパン・フィルムコミッション(JFC)」が、2009年4月に発足することになり、21日(火)、東京・六本木アカデミーヒルズで発表された。

 2001年に日本で初めてFCができてから約7年。現在では、全国フィルム・コミッション連絡協議会に加入してるだけでも100を超え、今年4月に実施したアンケート調査では07年に日本で撮影された長編劇映画のうち、実に78%がFCの支援・協力を受けている。
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10/22/2008

YouTubeに気になる新機能--HD映像再生への足がかりか

文:Josh Lowensohn(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2008/10/08 16:41 http://www.blogger.com/img/gl.link.gif

 Googleのサービス動向を追っているブログのGoogle Blogoscopedが、YouTubeに追加された「theater view」という面白い機能を発見した。この機能をクリックすると、中央にある動画プレイヤーのサイズが拡大し、赤いカーテンの描かれた背景部分が暗くなる。いすの背もたれにもたれかかって映像を楽しみたい身としては、この機能がフルスクリーン表示ほど便利とは思わない。だが、YouTubeのページに表示される(動画以外の)余計な情報を表示したくないと思う一方で、動画を拡大したときの粗い画質が気になる人にとっては、このような選択肢が便利かもしれない。
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ソネット・カドカワ・リンク、Yahoo!動画に「街ログ」の地域情報動画を提供

2008/10/22 12:22

 ソネット・カドカワ・リンクは10月21日、同社が運営する地域情報動画サイト「街ログ」の地域情報動画を「Yahoo!動画」に提供開始した。

 街ログは、地図上の関連スポット間をつないだリンク線をたどって、全国各地の街の情報を動画や写真で見ることができる地域情報サイト。グルメやショッピング、レジャー、観光スポットなど、東京都内の動画1000本を中心に、全国3000本以上の自社制作による地域情報動画を配信している。

手のひらサイズのLEDプロジェクター--サイテック「VLP-100」

加納恵(編集部)
2008/10/22 13:13

 サイテックは10月22日、横幅18cmのLEDプロジェクター「VLP-100」と50インチのスクリーン「MPS-101」を発表した。10月下旬から発売する。価格はVLP-100が3万4800円、MPS-101が8400円。

 LEDプロジェクターのVLP-100は、LED光源を採用したミニプロジェクターだ。本体サイズは横180mm×高さ55mm×奥行き110mmで、重量は約1kg。本体にはステレオスピーカーも内蔵する。

 コントラスト比は150対1で、投影距離1mで21インチ程度、2mで40インチ程度の大画面が映し出せるとのこと。電源にはAC電源を利用。NTSC、PALの両ビデオ入力に対応する。

 スクリーンのMPS-101は、50インチ(4対3)のプロジェクタースクリーン。重量は1.2kgで、使用しない時は巻き取って保管できる。

 サイテックは、AV機器の製造販売や電子機器のOEM/EMSを手がけている。新製品LEDプロジェクターとスクリーンについては「最新LEDライティング技術の長所を生かし、小型軽量、低価格、低消費電力ながら、大画面投影を可能にするプロジェクターとスクリーンを企画した。家庭用体感型ゲーム機が急速に普及するなか、ゲーム用途などに利用してほしい」としている。

動画ビジネスの今後はいかに

 YouTube やニコニコ動画などのブレイクで、インターネットにおける動画コンテンツが一般に楽しまれるようになってきました。さらに、モバイル機器や家庭のテレビからインターネット動画を閲覧する環境も整いつつあります。関連事業としても、動画コンテンツをユーザーに届けるために、検索、インフラ、解析など、さまざまなレイヤーでサービスが生まれています。
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第2日本テレビ刷新--動画はFlashベースに:アカマイの配信インフラを採用

田中好伸(編集部)
2008/10/22 20:40

 コンテンツ配信網(Contents Delivery Network:CDN)最大手のアカマイは10月22日、同社のBtoCサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」などが動画ポータルサイト「第2日本テレビ」の配信インフラとして採用されたことを発表した。

 第2日本テレビの配信インフラとして採用されたのは、Dynamic Site Deliveryのほか、アカマイが運用する、アドビシステムズの動画ストリーミング配信サーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」(FMS3)。これらの配信インフラを採用した第2日本テレビは10月20日にリニューアルしている。

 リニューアル後の第2日本テレビは、「Adobe Flash Player」をインストールしているPCであれば自由に見ることができる。Flash PlayerをベースにしていることからMacでも見られるようになっている。

 テレビ放送連動型のコンテンツやスピンアウトドラマなどは、同時アクセスが集中しやすいが、アカマイの分散型グローバルサーバ網である Dynamic Site Deliveryを活用することで、コンテンツはエンドユーザーは物理的に一番近いエッジサーバに配信される。エンドユーザーにとっては、居住地域や時間帯に関係なく、コンテンツを快適に視聴http://www.blogger.com/img/gl.link.gifすることができるようになる。運営会社にとっては、センターサーバへの負荷を軽減することができるようになる。

 今回のリニューアルで第2日本テレビはFMS3を採用することで、ストリーミングを暗号化。コンテンツの著作権保護を強化している。従来、日本国内のテレビ局などのコンテンツ提供社は、Windows Mediaをベースにデジタル著作権管理(DRM)の仕組みをかけることが一般的とされていた。それに対して第2日本テレビはFlashをベースにして著作権保護を強化している。
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10/21/2008

映像の教科書『PIMOPIC』全コンテンツUP!

PIMOPIC(The Perfect introductin of motion picture)は、映像クリエイターとして実際に仕事を始めている人や、これから映像コンテンツ制作を目指そうという人のための教科書コンテンツです。
経験豊富なプロの映像制作者が、映像制作の各段階で必要な技術や機材の理論に基づく基礎知識から実践現場で活かされるコツまでを伝授します。


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「コンテンツ学会」が設立--産官学連携のオープンプラットフォームに

高瀬徹朗
2008/10/14 08:00

 コンテンツ分野を総合的に取り扱う新しい学会「コンテンツ学会」が10月11日に設立され、東京秋葉原のコンベンションホールで設立総会およびシンポジウムが開催された。

 コンテンツ学会は、メディア環境の変化に伴い関心が集まっているコンテンツ分野の中心的基盤として、諸問題の学術的研究の推進や人材育成、技術開発、ビジネスモデル設計、政策立案などを目的に設立された。産業、政策、技術、表現の4分野を中核領域とし、大学のみに閉じない、産官学が連携したオープンな組織となることを目指している。
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YouTube、ノーカット番組の配信を開始--広告機能の拡張も

文:Stephen Shankland(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2008/10/15 01:49

 GoogleはYouTubeで、コンテンツと広告の新しい可能性を探るテストを開始した。「Star Trek」「Beverly Hills 90210」「MacGyver」のそれぞれ約50分のエピソード計15本に、新型の広告が挿入されるようになったのである。

 Googleは米国時間10月10日、同社のYouTubeブログで「ユーザーからリクエストされた人気作品を手始めに、YouTubeでノーカット番組のテスト配信を始める」と発表した(編集部注:配信先は米国内のみ。日本は対象に含まれない)。

 (ノーカット番組を流すことだけでなく)映像と広告の新しい手法の実験でもある今回の取り組み。ここでは、Research in Motion(RIM)の「BlackBerry」や、Intelの「Centrino」チップテクノロジーの広告が映像上を流れている。YouTube ブログによれば、番組開始前の15秒広告のほか、番組中、番組終了後にも広告が流れるという。Googleは「この新フォーマットをテストする中で、ノーカット番組に広告を出す際の選択肢を、提携先にいっそう多く提供できるようにしてゆきたい」と述べる。
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10/20/2008

マグノリア、多彩な動画ファイルの形式を変換できる「動画ダビングPRO」

エースラッシュ
2008/10/20 18:37

 マグノリアは10月20日、多彩な動画ファイルの形式を変換できるユーティリティソフト「動画ダビングPRO」を発表した。10月31日から発売する。

 動画ダビングPROは、ビデオカメラやカメラ付き携帯電話で撮影した動画、動画共有サイトに多く用いられるFLV動画、パソコンやHDD/DVD レコーダーに録画したテレビ番組などを、パソコン、iPod、iPhone、PSP、携帯電話などの各種端末で再生可能な動画形式に変換できるソフトだ。

 動画変換時にはビデオ/音声コーデック、ビットレート、画像サイズなど画質や音質に関して詳細な設定が可能だ。高画質処理、画像回転、黒枠付け、 2パスエンコードといった画像加工に加え、動画のサムネイル一覧をJPEGやBMP画像として保存できるダイジェストフォト機能も備えている。

 価格はパッケージ版が4980円で、ダウンロード版が2980円。なお、パッケージ版にはWindowsおよびMacintosh用が同梱、ダウンロード版はWindowsとMacintosh用が別売りとなっている。

映像ビジネスの動向、金融危機との関連--国際テレビ番組見本市「MIPCOM」より

森祐治
2008/10/17 21:08

 今、欧州に来ている。国際テレビ番組見本市「MIPCOM(MIP)」に参加するためだ。映画祭で知られるカンヌで開催されている。

 MIPというイベントは日本ではあまり知られていないが、映像関係の仕事をする人間にとっては最大イベントの1つだ。海外販売や国際共同製作などを志す人間にとって参加は必須のものと言える。

 日本で現在開催されているコンテンツ関連のイベント・シリーズCoFestaとほぼ重なる時期に開催されているが、後発の日本にとってあまり懸命なことではない。なぜなら世界中のほとんどの映像関係者が、ここMIPでの取引を最大の目標として活動するからだ。

 今回は、マクロなデータから読み取るのではなく、そこで得られたヒュミント(人的なつながりから得られる情報)分析によって、1つは映像ビジネスの動向、そして金融危機との関連について述べてみよう。

 ちなみに欧州のテレビ広告では、アジアと中東、あるいはロシアなど東欧の政府とメーカー、エアラインが圧倒的に増えている。残念ながら、日本の政府や企業の姿は片鱗たりともそこには見られない。金融危機は先進国に大きな打撃を与えているものの、新興国は無事、むしろ相対的に活動が積極化している証のように見える。
マルチ・スクリーンへのクリエイティビティの挑戦

 よく日本では「ワンソース・マルチユース(OSMU)」といわれるが、これは国際的にもよく認知されている展開手法だ。しかし、日本でも混同されることが多いが、1つの映像作品を複数のメディアへ配信することは「マルチプラットフォーム」という戦略を指すことが多かった。たとえば、映画、テレビ(厳密には、地上波、衛星、ケーブルなどへ区分される:衛星やケーブルなどでは、プレミアムなどのランク付けがさらにある)、DVDなどのパッケージなどだ。

 その中でも、今回のMIPで大きく取り上げられている話題として、特にネットやモバイルへの展開=「マルチスクリーン」戦略がある。一方、ゲームや小説、あるいは玩具などへ知的財産(IP)をもともとの姿とは異なる形態で展開することをOSMUということが多い。日本の十八番であるアニメは、典型的なOSMUの王様だ(むしろ、OSMUであるがゆえに、そのビジネスが成立しているといってもいいほどだ)。

 それに対して、新興のテクノロジプラットフォームであるインターネットやモバイルなどマルチスクリーンの対象は、これまで海賊版などの温床として一種忌の対象とされ、つまはじきにされることも多かった。

 昨今、YouTubeなどのビデオ投稿サイトをプロモーションのためのテクノロジインフラとして再定義し、積極的に位置づけがなされるようになってきている(THINKの牛山インタラクティブプロデューサーが参加したad:tech London 2008のレポートを参照)。

 米国など先進国ではテレビ広告需要が前年比で6〜12%も落ち込むことが確実となるなど、先進国を中心としてテレビなど既存メディアへの広告需要の低下と多チャンネル化による役割の変化は不可避の傾向となっている。

 そして、この金融危機に端を発する経済的な状況がそれに拍車をかけた。一方、モバイルやインターネットへの映像配信は、これまで広告主らの需要を補完する意味で非常に有望であるという認識が高まっている。

 今回のMIPでは、ブランデット・エンターテインメントといわれる、マーケティングメッセージを含み、ソーシャルメディアへの掲載とブログなどでの話題づくりを目した短尺映像作品のあり方や、露出先に応じた制作手法やフォーマット変換技法などのセッションが数多く設定され、多数の参加者を集めている。

 日本では圧倒的なテレビの存在感の陰に隠れ、ネット上でのブランデット・エンターテインメントはあまり話題にはなっていない。MIPCOMに姿を現した元ディズニーCEOのアイズナー氏は、制作したモバイル向けの映像コンテンツ「PromQueen」が日本でもローカライズされたことを発表。モバイル先進国での体験は非常に有意義であったとコメントを発表し、大きな注目を集めた。

 韓国政府や企業が積極的に、モバイルなどのマルチスクリーン戦略を推進している姿を多く見かけた。ブランデット・エンターテインメントそのものの制作については、欧州系の企業の実績が圧倒的である。しかし、マルチスクリーン展開、特にモバイルへの展開という点では、日本市場が圧倒的なものであることを知っている人間としては、それらのセッションに参加して学習できる点はあまりない。

 むしろ、日本の優位を認識できるわけだが、日本企業でマルチスクリーンに言及するプレイヤーは不在で、その現実を知らしめる機会がなかったのが残念だ(THINKもモバイル系プロジェクトの成果をプロモートする資料を用意はしていなかったので、人のことはあまり言えないが)。

 もちろん、放送局を中心に番組のパッケージやフォーマット販売は積極的に行われ、かなりの成果を上げつつある。

 興味深かったのが、広告主の求めるコンテンツを実現するクリエイティビティこそ重要というメッセージだろう。その背景には、ネット広告などで積極的に採用が進む行動ターゲティングなどのテクノロジに過度の期待をしてはいけないという忠告がある。

 広告主は、ストーカーのごとくメッセージを出すことを求めているのではなく、ブランディングを適切に露出させ、結果的に購入行動につなげさせることを求めているのであって、洗脳や過度の露出によるブランドへの嫌悪感の醸成などは求めていないのだという、パネリストの発言だった。
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ニコニコ動画に「麻生自民党チャンネル」が登場、ネット動画の活用は国内政治でも根付くか

永井美智子(編集部)http://www.blogger.com/img/gl.link.gif
2008/10/20 16:00

 動画コミュニケーションサイト「ニコニコ動画」に、自民党の麻生太郎総裁を特集した「麻生自民党チャンネル」が開設された。麻生総裁のメッセージや過去の講演などが視聴できる。

 麻生総裁は動画で「たくさんの方から、麻生のチャンネルはまだかとのコメントをいただいたと聞き、大変嬉しく思っております。普段、私が感じていることなどをお話ししたり、皆さんから頂いた質問に答えるなど、みなさんと一緒に作っていくチャンネルにしたいと思っています」とコメントしている。
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Webマーケティングの変遷とデバイスの多様化

 PCでの動画視聴は、もはや当たり前の時代。インターネットへの接続は、PCからだけではなく携帯電話をはじめとしたモバイル端末から行うことも一般的になりました。このように多種多様なデバイス利用が浸透したことで、Webマーケティングにおいては“クロスメディア”に加えてネット×ネットによる“クロスデバイス”という考え方も重要になってきます。

 動画配信においても、同様のことが言えます。PC向けに動画配信を行っていることに安心していませんか?携帯ユーザーを取りこぼすことは現在のマーケットでは致命的にもなりかねません。ただ動画を流しただけでよしとしていまhttp://www.blogger.com/img/gl.link.gifせんか?マーケティング効果を最大化するには、それぞれの用途・目的にあった配信手段の選択が必要です。

 インターネット上での新規顧客獲得や商品理解、認知向上のために、多くの企業で動画配信が活用されつつあります。しかしいざ具体的に検討をしようとすると情報が少なく、「どこから手をつければいいのか分からない」、「効果的な活用法を知りたい」と悩まれている担当者が少なくありません。

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米NBC大幅な経費削減に着手

2008/10/20
 米NBCユニバーサルが、5億ドルの経費削減を2009年の目標として掲げた。

 ジェフ・ズッカー社長は、この削減プランを17日(金)にスタッフ全員に書面で通達。この削減額は、組織全体予算の3%に当たると記した。

 書面では現在の経済状況を非難し、8期連続で成長を見せている同社でも準備は整えておくべきだと訴えた。

 「我々は今、前例のない経済的試練の中にいる。来年も世界経済がゆっくりと下降していくのは明らかです。我が社の幹部は、この新しい経済状況に立ち向かう準備を、今から始めるべきだという判断を下しました。その結果、すべての部署の責任者には、2009年の企画で経費を削減してもらいます」

 NBCの部門別トップが、ズッカー社長と来年の計画を話し合う準備を進めるにあたって発行されたもので、今後はいかにして経費削減を実行するかを考えなければならない。また、この書面ではズッカー社長がさまざまな削減手段を紹介。裁量支出(旅費やエンタメ系経費)、販売促進費、人材配置の3つの分野に焦点を当てている。
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10/17/2008

アップル、iTunes Storeで販売したテレビ番組エピソード数は2億本と発表

文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:緒方亮、福岡洋一
2008/10/17 14:27

 Appleは米国時間10月16日、iTunes Storeで販売したテレビ番組がエピソード数にして2億本に達したと発表した。大きな数字のように思えるかもしれないが、番組を提供するテレビネットワークが見込める金額でいうと、まだ比較的少ないと言えるのかもしれない。

 Appleはまた、CBS、Fox、ABC、NBCの4大放送ネットワークすべてについて、iTunes Storeで高精細度のテレビ番組を提供することと、9月の立ち上げ以来、高精細度のテレビ番組をエピソード数にして100万本販売したことを発表した。

 2億エピソードという数字から、Silicon Alley InsiderのPeter Kafka氏は次のように計算している。Appleは3年間でエピソード数2億本を売り上げた。各番組が「iTunes」標準の1.99ドルで売れて、ネットワークが 70%を取ったとすると、ネットワークの取り分は2億8000万ドルほどになる。つまり、テレビネットワーク側に入るのは年間で総額約9300万ドルという計算になる。

 NBCは、iTunes Storeのビデオ販売の40%を占めていると話していた。すると売り上げはざっと3600万ドルだ。しかし、ここで計算が疑わしくなる。この金額は、 NBC Universalの最高経営責任者(CEO)であるJeff Zucker氏が、iTunesから得ていると話した1500万ドルの2倍を超えている。もちろん、Zucker氏がその話をしたのは1年前、価格で揉めて、NBCのコンテンツをiTunesから引き上げた直後のことだ。

 これはつまり、NBCのコンテンツがなかったこの1年、iTunesでの販売が飛躍的に増大していたということなのかもしれない。「iPhone」の登場で売り上げが急上昇した可能性がある。それはわれわれにはわからないが、とにかく実際には、最良のシナリオに沿っていた場合でも、全体で見るとこれらの数字はたいしたものではないということだ。Television Bureau of Advertising(TVB)は8月、放送の広告売上の総額は第2四半期で110億ドル強だったと報告した。

 繰り返そう。第2四半期だけで110億ドルだ。

 しかしこれは、iTunesが今後もビデオの重要な販売場所にならないということなのだろうか?そうではない。今回の数字は、放送や「Hulu」のようなサイトで無料で見られるコンテンツと同じでも、モバイル向けにはお金を払うことをいとわない人がかなりいることを示している。

 Yankee GroupのアナリストJosh Martin氏は、「(モバイル向けビデオの)消費は、放送と置き代わるのではなく、放送を補う」のだと言う。「これは、消費者に多様な形態でメディアを消費する用意があることを示している。コンテンツの所有者は選択の自由を提供することが重要だ。いまもなおリニアブロードキャストが金の卵を産むガチョウなのだが、放送ネットワークが売り上げを得て消費者を喜ばせる機会はほかにもある」と、Martin氏は述べた。

LoiLo、HD編集の高速化を図った動画編集ソフトの高機能版「Super LoiLoScope」を発売

浅賀美東江、岩本有平(編集部)
2008/10/17 17:50

 LoiLoは、同社が提供する動画編集ソフト「LoiLoScope」のアップグレード版となる「Super LoiLoScope」の発売を開始した。

 LoiLoScopeはIPAのスーパークリエーターに認定された杉山竜太郎氏と弟でエンジニアの杉山浩二氏の兄弟が中心となり開発した動画編集ソフトだ。ユーザーは無限に広がる平面インターフェース上取り込んだ動画や音楽などのファイルを、ドラッグアンドドロップや簡単な操作で編集できる。

 今回発売されたSuper LoiLoScopeは、テキスト機能に加え、タイムライン編集機能を強化し、HDビデオ編集の高速化を図った。HD解像度の動画をはじめ、iPhone やiPod、各種携帯電話向けの動画を出力できるほか、動画編集用のタイムラインを複数扱うことが可能となる。さらに、編集作業を行う無限平面を「プロジェクト」という単位で保存できるようになった。